「自宅のお風呂場が臭い……」このような状況の場合、浴室の汚れが原因かもしれません。
お風呂場の嫌な臭いを解消したい場合、悪臭の原因となっている「排水溝」・「換気扇」・「浴室の壁や床」を掃除しましょう。なぜなら、気になる臭いの原因はこれらに付着した汚れやカビであることが多いからです。
お風呂場は日常的に使うものであるため、汚れが付着しやすい場所です。そのため、適切な掃除が大変重要となります。本コラムでは、お風呂場の臭いの原因と対処法についてご紹介していきます。
それぞれの場所ごとの正しい掃除方法を知って、悪臭の原因を徹底除去しましょう!
目次
「お風呂場の悪臭が気になるけど、何が原因なのかわからない……」なんて方もいるのではないでしょうか?臭いの原因がわからないときは、悪臭の原因となりやすい排水溝からチェックしてみましょう。まずは、排水溝の汚れについて解説していきます。どんな汚れが付着しやすいか、また、お掃除方法についてもご紹介します。
お風呂場では、身体や髪の毛を洗う際に発生するアカや髪の毛、シャンプーのカスなどがつまりの原因となりやすいです。小さな汚れをエサとする雑菌が繁殖し、臭いの原因となります。排水溝にぬめりや汚れが目立つ場合は、掃除をするようにしましょう。
【用意するもの】
・ゴム手袋
・クエン酸(ない場合はお酢)
・重曹
・歯ブラシ
【掃除の手順】
1.排水溝のカバーを取り外し、表面にある髪の毛などを取り除く
掃除をしやすくするために、ゴム手袋をして髪の毛を取り除きましょう。
2.排水溝と取り外したカバーに重曹を振りかけ、歯ブラシでこする
重曹を使うことで、お風呂場のぬめりや汚れも分解することができます。
3.排水溝の中に小さじ一杯のクエン酸を加える
クエン酸には消臭や雑菌の成分が入っており、排水溝掃除にぴったりです。
4.10分ほど待ち、水で洗い流す
最後に洗い流して終了です。
これまで、臭いの原因として排水溝をご紹介してきました。ここからは、換気扇の汚れの種類などについてご紹介します。意外と見落としがちな換気扇ですが、汚れが溜まりやすい場所でもあるのでチェックしてみましょう。
排水溝の悪臭は、髪の毛やシャンプーのカスが原因でした。一方、換気扇の中は湿気をつめこみやすく、カビが繁殖しやすい場所です。換気扇の中にカビなどの汚れを放置していると、稼働している間カビがまき散らしていることになります。
カビを放っておくと悪臭だけでなくアレルギー症状など健康被害にも影響が出るので注意しましょう。
【解消法】
換気扇の内部をしっかり掃除する必要があります。換気扇のカバー、ファン、ナットなどを慎重に外し、それぞれのパーツについているホコリを落とすようにしましょう。
しかし、換気扇にはカバーを外せるタイプのものと外せないタイプのものがあります。下に引っ張ってみて、動くようであれば外せるものです。反対に、まったくカバーが動かないものは外せないタイプでしょう。ここではタイプ別に説明いたします。
【カバーを外せるタイプの掃除方法】
1.換気扇の電源をオフにする
安全に作業をおこなうために、換気扇の電源を消します。
2.カバーやシロッコファンなど、すべてのパーツを中性洗剤で洗う
つけ置き洗いをして、スポンジで軽く汚れを落とします。
3.本体内部の汚れも掃除する
パーツを戻す前に、本体の内側も掃除しておきましょう。
【カバーを外せないタイプの掃除方法】
1.換気扇の電源をオフにする
外せるタイプと同様、こちらも忘れずにおこないましょう。
2.フィルターを外す
換気扇の横にあるつまみを引っ張って、フィルターを外します。
3.掃除機で掃除する
フィルターの汚れは掃除機で吸い取ることができます。
4.フィルターを入れる
もともと入っていた場所へフィルターを入れます。
5.カバーを雑巾で拭く
換気扇を守っているカバーを雑巾で水拭きします
これまで、換気扇が臭いの原因である場合の解消法についてご紹介しました。排水溝、換気扇に異常がみられないこともあるでしょう。「きれいに見えているようで汚れている」と感じる場合、壁や床、浴槽に問題があるかもしれません。
ここからは、壁や床、浴槽が原因である場合についてご紹介します。
壁や床、浴槽の汚れは、主に2種類あります。酸性の汚れとされているのが、皮脂による汚れで、アルカリ性の汚れとされているのが、水垢の汚れです。よく目にするピンク色のぬめりは、「ロドトルラ」と呼ばれている酵母菌で、湿気の多い場所で繁殖しやすいです。
【壁や床の汚れの解消法】
1.ぬるま湯に重曹とクエン酸を2:1で混ぜて、空のスプレーのボトルに入れる。
重曹とクエン酸が混在された汚れを落とします。ピンク色のぬめりは、重曹で落とすことができます。
2.壁や床に噴きかける。
ぬめりや汚れが目立つ場所を中心にまんべんなく噴きかけましょう。
3.数時間置いてお湯で流す。
時間を置くことで汚れを落とすことができます。
【浴槽の汚れの解消法】
1.浴槽にシャワーでお湯をかける
表面についている汚れを洗い落とします。
2.スポンジでこすり洗いをする
こびりついている汚れを落としていきます。
3.カビ取り用洗剤を噴きつけて時間を置く
汚れを徹底除去するために、洗剤を全体的に噴きかけます。
4.シャワーのお湯で洗い流す
最後に、しっかりとお湯で洗い流します。
このとき、浴槽だけでなく前面のエプロン部分も同じ方法で洗うとよいでしょう。もし、汚水に触れることに抵抗がある場合や掃除の仕方がよくわからない、また、どこから悪臭が漂っているのかわからない場合は弊社にご相談ください。
これまで、お風呂場の臭いの原因についてご紹介してきました。解消法はたくさんあるものの、「日ごろの掃除」が有効的な悪臭予防となります。ここからは、お風呂場の悪臭予防法について見ていきましょう。
お風呂場の臭いを予防するための便利グッズがあることをご存知でしょうか?たとえば、排水口にネットをかけて使う「排水口ネット」は、髪の毛がネットの中に納まるので掃除がしやすくなります。
また、日頃から排水口やお風呂場を掃除しておくことが大切です。こまめな掃除をしておくことで、汚れが蓄積されにくくなります。
自分で掃除をしてもなかなか臭いがとれなかったり、すぐにまた悪臭が漂ったりすることもあるかもしれません。そんなときはプロに相談してみましょう。
プロに依頼することで徹底的な掃除をすることができます。また、お風呂場以外の水回りのことを相談することもできますし、アフターフォローもしてもらえるでしょう。
汚れがひどかったり、掃除をする時間がなかなかとれなかったりする場合は、ハウスクリーニング業者に頼んでみてはいかがでしょうか?もし、業者へ依頼をするときは比較をすることでよりお得な会社を選ぶことができます。
弊社では、ハウスクリーニング業者をまとめて比較することが可能です。「どこの業者へ依頼するか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、お風呂場の臭いの原因や掃除方法などについてご紹介してきました。
お風呂場の悪臭原因となるものは、ホコリや皮脂など使っていくうちに蓄積されていくものです。定期的にきれいに掃除をすることで、悪臭を解消することができます。
しかし、あまりにも長い間蓄積されているとなかなか汚れが取りづらくなってしまいます。また、お仕事などでお忙しく掃除に時間を使えないという方もいるかもしれません。そんなときは、業者に依頼するのもひとつの手段です。
お風呂場は毎日使う場所なので、少しでも清潔に保ちたいですよね。清潔なお風呂場を目指すためにも、日々きれいな状態を保ち、嫌な臭いを断ち切りましょう。